北海道での採蜜を終え、養蜂部と共に全てのミツバチたちが無事に熊本へ帰ってきました。
総距離およそ2,400㎞。丸3日(約72時間)かけて北海道から熊本へ移動しました。熊本に到着後、「蜂おろし」作業を養蜂部員全員で行います。
今回帰ってきた巣箱は全部で300箱。
総積載量20~30tの大きなトラックから、巣箱一つひとつを丁寧に、養蜂部員がおろしていきます。
環境の変化に敏感なミツバチたち。少しでもミツバチたちにストレスを与えないよう、運送トラックは冷蔵便を使用します。
トラックの中の気温を涼しく保つことで、巣箱の中の温度が上がりすぎるのを防ぎます。
トラックの扉を開けた瞬間、ミツバチたちの「ブーン」という羽音が聞こえてきました。
その後勢いよく元気に飛び回る姿を見せてくれました!
その姿を見て、わたしたちも安心しました。
戻ってきた巣箱は、これから気温があまり高くない益城(ましき)エリア等に設置していきます。
ここで大切になるのが、スズメバチ対策です。
寒さが苦手なスズメバチですが、気温が下がる冬までは活発に活動し、ミツバチを襲います。
そのため、設置する際は、巣箱にスズメバチ捕獲機を取り付けます。戻ってきてからもミツバチが少しでも快適な環境で過ごせるよう、養蜂部員は毎日巣箱の点検に向かいます。
来年の採蜜に向けて、冬の間は体力を温存してもらえるようサポートしていきます!