独自の生産哲学「健やか農蜂業」

地球への約束。

美味しく、そして安心して口にできる蜂蜜をお届けするためには、それを育む自然環境そのものが健康であり続けなくてはなりません。
私たちは養蜂家として日々蜜蜂たちと過ごす中で、「自然の大きなサイクルの中では養蜂も農業も一つ」という想いを深めてまいりました。

それが創業以来70年以上にわたって培ってきた『健やか農蜂業』という杉養蜂園独自の生産哲学です。

自分たちで土を耕し、作物を育て、環境を整え、そこから自然の恵みを受けとるという営みの繰り返しを日々実践しています。

杉養蜂園の養蜂部員たちは採蜜の期間以外にも年間を通して自分たちの手で土作り、下草刈りに汗を流し、蜂場一体の環境作りから丹念に行っています。
もちろん、その活動の中には、農家の方へのレンゲの種の配布や、巣箱の販売による蜜蜂交配なども含まれています。養蜂業を生業とする私たちが、大きな自然のサイクルの中で出来ることを徹底的に追求し、実践し続けることで、養蜂家企業としてより高みを目指していきます。

蜜蜂たちを守る巣箱づくり
蜜蜂たちが羽を休ませる冬、春の採蜜シーズンに備えて、蜜蜂たちの家となる巣箱づくりを行います。
材料となる熊本県産の杉材を2~3ヶ月かけてじっくりと乾燥させ、巣箱に必要な部品に一つ一つカンナがけを行い、ミリ単位の精度で約7ヶ月かけてかけて丁寧に仕上げていきます。全てを養蜂部員の手で行うこの巣箱作りは、養蜂歴70年以上の伝統の継承と、若手養蜂家による創意工夫の積み重ねの結晶とも呼べるものです。これからも現状に満足することなく常に進化を続けていきます。

世界で実践する『健やか農蜂業』
「健やか農蜂業」をグローバルな環境で実践する養蜂部員たちは、毎年、現地の花の具合や蜜蜂たちの状況を自らの目で確かめ、世界中の
養蜂家と協働して最高品質の採蜜をおこなっています。
杉養蜂園の蜂蜜は、蜜蜂の羽ばたきが起こす風によってじわじわと糖度を高め、じっくり熟成していく「純粋完熟蜂蜜」です。
ニュージーランドで採蜜するマヌカ蜜も、この独自の基準をクリアしたもののみを商品としてみなさまにお届けしています。

自社栽培による『健やか農蜂業』の実践
養蜂部員たちは、様々な作物を蜜蜂による花粉交配で自社栽培しています。
約1,200本の自社果樹園のきんかんは、木酢液による害虫予防から、糖度を高めるための摘果作業や収穫に至るまで、全て丹精を込めた手作業により行われます。
こうして自然の恵みをたくさんに受けた丸々と完熟した美味しいきんかんの実ができあがります。
蜜蜂にも作物にも、最適な環境を自らの手で整え、育み、確かな品質のものだけをみなさまにお届けさせていただく。それが、創業以来変わらない杉養蜂園のものづくりです。

原点としての『健やか農蜂業』の実践
大自然の中では、養蜂業も農業も一つと捉える考え方。当社では、養蜂業と共に、蜜蜂による花粉交配などの自然農業を実践し、環境保護に努めています。
健やかな自然を自らの手で守り続けることが、美味しい蜂蜜をつくる第一歩なのです。

地元の農家の方々との連携
養蜂部員たちは、地元・熊本の農家の方に巣箱を貸し出し(年間1,200箱以上)、蜜蜂による花粉交配(みつばち交配)を推進する活動や、米作農家へのれんげの種子の配布を通して土壌改良のお手伝いなどを積極的に行っています。地域の生産者の方々との連携を深めながら、「健やか農蜂業」の実践を行っています。 

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