今年の国産巣房蜜、販売開始!

杉養蜂園本社のある熊本県。今年は6月の中旬頃に梅雨入りし、7月現在も連日じっとりとした暑さを感じます。

梅雨入りと同時に県内の各蜂場では、巣房蜜(すぼうみつ)の採取がピークを迎えました。

撮影したこの日も、早朝からあいにくの雨。雨除けのパラソルの下で作業をする養蜂部員の村野課長に話を聞きました。

―― Q、今年の巣房蜜の状態はいかがですか?

村野課長:今年は例年よりも梅雨入りが遅かったこともあり、天気に恵まれ、ミツバチたちも良く頑張ってくれました。仕上がりは昨年よりも良い実感があります。巣房蜜の特徴的な部分である蜜蓋(みつぶた)もしっかりされていて、はちみつがしっかり巣房の中に詰まっています。採取量は例年通りですが、巣房蜜自体のクオリティは高いと思います。

はちみつを巣房(※六角形の部屋のこと)に溜めると、ミツバチ達は羽で水分を飛ばし糖度を高めていきます。
蓋がしてあるという事は、糖度が80度以上の甘いはちみつが詰まっているサインです。

店舗にディスプレイしている巣房蜜(大)。一つ一つ、手作業で仕上がりを確認していきます。

―― Q、今年も巣房全体が真っ白く見えるほど蜜蓋がされていますね!はちみつがたっぷり閉じ込められているこの様子をみると、思わずうっとりしてしまいます。

村野課長:そうですね。この写真のように、まるで美術品のようにきれいに巣房蜜を作ってくれるミツバチたちも居るんですが、その反面そうでないミツバチも居るんです。

―― Q、そうでないというのはどういうことですか?

村野課長:蜜蓋の塞ぎ方がちょっと雑だったり、一部分だけ蓋をし忘れていたり。あとは、はちみつを溜めきれていない部屋があったり。群によって作られる巣房蜜の個性が違うんです。ミツバチがたくさん居るからといって、きれいな巣房蜜ができるわけではないんです。不思議なことで、人にも几帳面、おおざっぱな性格があるように、ミツバチたちにもそういった性格の違いがあるのではないかと思っています。

―― Q、毎年根強いファンを抱える巣房蜜。今年の販売を楽しみにされているお客様へ、一言お願いします!

村野課長:ミツバチたちは一つの巣房(※六角形の部屋)に はちみつを集めきったら、そこに蓋をします。巣房蜜には全面蓋がされています。これは私たちで言うと、「血と汗の結晶」というようなミツバチたちの努力の結果だと思っています。一匹のミツバチが一生をかけて作ることのできるはちみつの量は「ティースプーン一杯」と言われているように、巣房蜜はミツバチたちが心血注いで作り上げた商品です。存分に味わっていただければと思います。

 

 

今年採れたての国産巣房蜜。

その美しい仕上がりと贅沢な味わいを、ぜひ実際に手に取ってご堪能ください。

 

 

※お買い求めの際は、事前に各店舗へお問い合わせください。

▽ 公式サイトでもお買い求めいただけます ▽

https://www.0038.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=208

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