れんげ蜜の採蜜がひと段落した5月の上旬、熊本県内各地では みかん蜜の採蜜が始まりました。
初夏のさわやかな風を感じるみかん畑では、ミツバチたちが元気に飛び回っていました。
白い小ぶりな花を咲かせるみかんの木。ふわりと柑橘系の香りを感じます。
近くの巣箱からミツバチたちが花の蜜を吸いに来ており、あちこちからブンブンと元気な羽音が聞こえてきます。今年は気候や雨風の影響もあり 全体的に開花の期間が短かったようですが、はちみつが入った巣箱はずっしりと重くなっていました。
わさわさと巣門から出てきて視界を遮るように飛び回るミツバチたち。
この日の日中の気温は20度を越えていました。
蜜入りを確認する養蜂部員。養蜂歴を重ねると、巣枠(すわく)の重さで蜂場全体の蜜入りの状況が大体把握できるそうです。
巣房(すぼう)にはちみつがいっぱいになると本能的に蓋をするミツバチたち。その蜜蓋を剥がすと、みかん蜜がたっぷり溢れてきました。
巣房の中で光を浴びてきらきらと輝く採れたてのはちみつは、何度見ても心が躍ります。
フルーティーな甘さと、さわやかな香りが特徴のみかん蜜。今年の味をお楽しみに!
(撮影中の養蜂部員のみなさん。今回もはにかむ笑顔が素敵です!)