夏の間、北海道で採蜜を頑張ってくれていたミツバチがすべて熊本に帰還しました。
毎年11月の上旬ごろ行われるこの「蜂下ろし」作業も、やはり養蜂部スタッフ総出で行われます。
今年も2トントラックにいっぱいの巣箱を載せて、北海道から熊本へ帰ってきました。
その距離およそ2,400㎞。移動にかかった時間は72時間。
まだ星が光る早朝4時半、トラックが到着しました。
今回移動した巣箱の合計 はおよそ1050箱。
重さにして約13.5トン(1箱13kg程度と考えた場合)の巣箱が約半年ぶりに熊本へ帰ってきました。
帰ってきたミツバチは熊本県内の各地の養蜂場へ無事に設置され、これから冬支度に入ります。
夏の間熊本にいたミツバチも、避暑のため涼しい阿蘇方面で過ごしていましたが、冬の間は少しでも暖かい熊本市内へ巣箱を移動し冬を越します。
まだまだ脅威の続くスズメバチ対策のため、捕獲機を巣箱に設置する養蜂部スタッフ。
捕獲機を引っ掛けるための杭打ち作業も慣れた手つきです。
ミツバチが少しでも快適な環境で過ごせるよう、養蜂部スタッフは毎日巣箱の点検に向かいます。
来年の採蜜に向けて、冬の間は体力を温存してもらえるようサポートしていきます。