熊本県では3日(月)に24時間降水量が300ミリを超える大雨が降りました。
これは、平年7月ひと月分の降水量の約7割の雨が、たった1日で降ったという計算になります。警戒レベル4が発令され、山都町では国道の橋が崩落、市内では市中を流れる白川が氾濫するなど市内外で多くの被害が出ました。
記録的な大雨は、杉養蜂園の蜂場にも大きな影響を及ぼしました。
規則的に並べられた巣箱は雨風にあおられ、広範囲に転倒していました。周囲に散乱している巣箱の様子が雨脚の強さを物語っています。
蜂場横の道路から蜂場奥に向かって、雨水の通り道になっていたようです。
コンクリートで舗装された道路がはがれ、巣箱は20mほど流されているものもありました。
翌日、養蜂部員が県内各地の蜂場のメンテナンスに向かい、ミツバチたちのケアと巣箱の復旧作業を行いました。
私たち杉養蜂園は養蜂家企業として自然の恵みを受け取る以上、天候や気温など不可抗力な自然のサイクルに向き合い対応しなければなりません。採蜜を終えたミツバチたちにとって、身体を休め、新たな命を育む夏は、毎年様々な自然災害が起こります。
今年も梅雨が深まりますが、ミツバチたちにとってよりよい環境を整えられるよう努めていきます。